Google口コミの返信を書こうとして、手が止まったことはないだろうか。「何を書けばいいかわからない」「変なことを書いて炎上したくない」——初めて口コミに返信する人の多くが、この2つで手が止まる。
実はGoogle口コミの返信は、3つのパーツを組み合わせるだけで書ける。難しいことは何もない。この記事では、初めて口コミに返信する人が「今日1件返信できる」ところまでを解説する。
返信の基本構成:3ステップ
口コミ返信は3つのパーツで構成する。
ステップ1:感謝
口コミを書いてくれたことへの感謝。高評価でも低評価でも、最初は「ありがとうございます」から始める。
ただし「口コミありがとうございます!」の1文だけで終わるのはNG。次のステップ2があるからこそ、ステップ1が意味を持つ。
ステップ2:口コミの内容に触れる
ここが最も重要。口コミに書かれている具体的な内容——料理名、スタッフ名、施術の感想、気に入ったポイント——に1文で触れる。
この1文があるかないかで、「テンプレートの一括返信」と「ちゃんと読んで書いた返信」の印象が180度変わる。
ステップ3:次のアクション
来店を促す一言、改善の約束、個別対応の案内など。口コミの種類によって内容が変わる。
パターン別:3ステップを当てはめてみる
パターン1:高評価 + 具体的な褒め言葉
口コミ例: 「ランチの日替わり定食が美味しかった。特にサバの味噌煮が絶品でした」
| ステップ | 返信例 |
|---|---|
| 1. 感謝 | ○○様、ご来店ありがとうございます。 |
| 2. 内容に触れる | サバの味噌煮を気に入っていただけて嬉しいです。板前が毎朝仕入れる鮮魚で仕込んでいます。 |
| 3. 次のアクション | 来週からは春の新メニューが始まりますので、ぜひまたお越しください。 |
完成形:
○○様、ご来店ありがとうございます。サバの味噌煮を気に入っていただけて嬉しいです。板前が毎朝仕入れる鮮魚で仕込んでいます。来週からは春の新メニューが始まりますので、ぜひまたお越しください。
パターン2:高評価 + コメントなし(星だけ)
口コミ例: ★★★★★(コメントなし)
| ステップ | 返信例 |
|---|---|
| 1. 感謝 | ○○様、高い評価をいただきありがとうございます。 |
| 2. 内容に触れる | (コメントがないので省略可。代わりに自店の特徴を1文) |
| 3. 次のアクション | またのご来店をお待ちしております。 |
完成形:
○○様、高い評価をいただきありがとうございます。またのご来店をお待ちしております。
コメントなしの場合は短くて問題ない。無理に長く書く必要はない。
パターン3:低評価 + 具体的な不満
口コミ例: 「予約したのに30分待たされた。二度と行かない」
| ステップ | 返信例 |
|---|---|
| 1. 感謝 + 謝罪 | ○○様、ご来店いただきありがとうございます。お待たせしてしまい大変申し訳ございませんでした。 |
| 2. 内容に触れる | 予約いただいていたにもかかわらず30分もお待たせしたこと、ご不快に思われて当然です。 |
| 3. 改善策 + 個別対応 | 予約の運用方法を見直し、改善に取り組んでおります。よろしければお電話でもお話をお聞かせいただければ幸いです。 |
完成形:
○○様、ご来店いただきありがとうございます。予約いただいていたにもかかわらず30分もお待たせしてしまい、大変申し訳ございませんでした。ご不快に思われて当然です。予約の運用方法を見直し、改善に取り組んでおります。よろしければお電話(000-0000-0000)でもお話をお聞かせいただければ幸いです。
パターン4:中間評価(星3)
口コミ例: 「味は普通。接客は良かった」
| ステップ | 返信例 |
|---|---|
| 1. 感謝 | ○○様、ご来店ありがとうございます。 |
| 2. 良い点に触れる + 改善意欲 | 接客についてお褒めの言葉をいただき嬉しいです。お料理については、より満足いただける味をお届けできるよう精進いたします。 |
| 3. 次のアクション | 次回お越しの際には「これは美味しい」と思っていただけるよう努めます。 |
星3は「悪くはないが物足りない」という評価。ポジティブな点を拾いつつ、改善意欲を見せる。
やってはいけないNG返信5つ
NG1:全部同じ文面
「ありがとうございます。またのご来店をお待ちしております。」を全件にコピペ。Googleマップで口コミを見るユーザーは、複数の返信を比較して読む。全部同じ文面だとバレる。
NG2:言い訳から始まる
「当日はスタッフが不足しておりまして…」。言い訳は読んでいる人にとって意味がない。まず謝罪、次に改善策。
NG3:公開の場で反論
「そのようなことは当店では起きておりません。」。たとえ事実と異なっていても、公開の場で反論すると他のユーザーに悪印象を与える。「お心当たりの点がございましたら直接ご連絡ください」と冷静に。
NG4:過度な自店アピール
口コミの返信で「当店のこだわりは…」と長々と自慢を始める。返信は口コミを書いた人への応答であって、広告ではない。
NG5:テンション高すぎ
「最高です!!!嬉しいです!!!」。口コミの返信に「!」が3つ以上あると、怪しさが増す。落ち着いたトーンで書く。
返信の長さの目安
返信文は3〜5文がちょうどいい。
- 1〜2文: 素っ気ない。手を抜いているように見える
- 3〜5文: 適切。3ステップの構成で自然に収まる長さ
- 6文以上: 長すぎ。読まれない。低評価への返信でも5文以内に収める
文字数でいうと100〜200文字が目安。Twitterの1ツイート分くらいの長さだ。
返信にかかる時間を減らすコツ
テンプレートを3つ用意する
高評価用・中間評価用・低評価用の3パターンのテンプレートを用意しておく。口コミの内容に合わせてステップ2の部分だけカスタマイズすれば、1件2〜3分で返信できる。
週1回のまとめ返信
毎日返信する必要はない。週1回、30分の「口コミ返信タイム」を決めて、まとめて対応する。ただし、低評価の口コミだけは翌営業日までに返信する。放置している時間が長いほど、他のユーザーへの悪印象が強まるからだ。
AI返信ツールを使う
月10件を超えるなら、AI返信ツールの導入を検討する価値がある。クチコミAIはGoogleマップ上の口コミ横にボタンが表示され、押すだけで返信文が生成される。生成された文面を確認し、必要があれば修正して投稿する。月5件まで無料で使える。
まずは今日1件
口コミ返信は難しくない。感謝→内容に触れる→次のアクション。この3ステップだけ覚えれば、どんな口コミにも返信できる。
Googleビジネスプロフィールを開いて、最新の口コミを1件見てみてほしい。3ステップに当てはめて返信を書いてみる。5分もかからないはずだ。