ChatGPTでSNS投稿を作る前に押さえるべき3つの基本
ChatGPTに「X投稿を作って」と指示して、そのまま使える投稿が返ってくることはほぼない。出力されるのは無難で当たり障りのない文章で、誰の目にも止まらない。
原因はプロンプトにある。「何を書くか」だけを伝えて「誰に向けて、どんなトーンで、どこに投稿するか」を指定していないケースがほとんどだ。
SNS投稿のプロンプトで押さえるべき基本は3つある。SNS運用をAIで効率化するガイドでも触れているが、プロンプト設計がAI活用の質を左右する。
1つ目はペルソナの設定。「30代のマーケター向け」「個人開発者向け」のように読者を具体的に指定する。ペルソナが曖昧だと、万人向けの薄い文章になる。
2つ目はトーンの指定。「カジュアルに」「専門家の視点で」「煽り気味に」など、文体のイメージを言葉で伝える。ChatGPTはトーン指定がないと、デフォルトの丁寧語で返してくる。
3つ目は文字数制約。Xなら140字、Instagramキャプションなら300〜500字、noteなら2,000字以上。媒体ごとの制約を明示しないと、長すぎるか短すぎる文章が出てくる。
この3つを押さえたうえで、媒体別のプロンプトを見ていく。
X(旧Twitter)向けプロンプト5種
Xは140字(日本語)の制約がある。短い文章で読み手の注意を引き、エンゲージメントを生むにはフォーマットの型が効く。以下の5種類は、そのままコピーしてChatGPTに貼り付けて使える。
1. 問題提起型
あなたはSNSマーケティングの専門家です。
以下のテーマについて、X(旧Twitter)向けの投稿を1本作ってください。
■テーマ: [ここにテーマを入れる]
■ターゲット: [例: 副業でブログを書いている30代会社員]
■トーン: 共感を引き出すカジュアルな語り口
■構成: 読者が抱える問題を冒頭で言い当て、最後に「解決策がある」と示唆する
■文字数: 140字以内
■禁止: ハッシュタグ、絵文字、「〜しましょう」という語尾
2. 数字訴求型
以下の条件でX向け投稿を1本作ってください。
■テーマ: [ここにテーマを入れる]
■ターゲット: [例: SNS運用を始めたばかりの個人事業主]
■トーン: データに基づいた信頼感のある語り口
■構成: 冒頭に具体的な数字(期間、割合、件数など)を置き、
読者の「え、本当に?」を引き出す
■文字数: 140字以内
■禁止: ハッシュタグ、絵文字、曖昧な表現(「多くの」「さまざまな」など)
3. ハウツー型
以下の条件でX向け投稿を1本作ってください。
■テーマ: [ここにテーマを入れる]
■ターゲット: [例: ChatGPTを業務に活用したいマーケ担当者]
■トーン: 実用的で端的
■構成: 「〜する方法」を3ステップ以内で伝える。
各ステップは体言止めか短い文で終わる
■文字数: 140字以内
■禁止: 前置き、ハッシュタグ、絵文字
4. 引用RT型
以下のURLの内容を読み取り、引用RT用のコメントを作ってください。
■URL: [ここにURLを入れる]
■ターゲット: [例: Web制作フリーランス]
■トーン: 自分の経験や意見を交えた、少し尖った語り口
■構成: 記事の要点を1文で要約し、自分の見解を加える
■文字数: 100字以内(引用元の表示分を考慮)
■禁止: 記事タイトルそのままの繰り返し、ハッシュタグ、絵文字
5. CTA型
以下の条件でX向け投稿を1本作ってください。
■テーマ: [ここにテーマを入れる]
■ターゲット: [例: コンテンツマーケティングに関心のある事業主]
■トーン: 信頼感がありつつ行動を促す
■構成: 前半で読者のメリットを示し、後半でリンククリックを促す。
最後の1文がCTA(行動喚起)になるようにする
■文字数: 130字以内(URLの文字数を除く)
■禁止: 「ぜひ」「お気軽に」、ハッシュタグ、絵文字
ブログ記事をAIでX投稿に変換する方法では、ブログURLを入力するだけでX投稿を5本生成する手順を紹介している。プロンプトを毎回書くのが面倒な場合は参考にしてほしい。
Instagram向けプロンプト3種
Instagramはキャプション、カルーセル、リールの3つの投稿形式がある。それぞれフォーマットが違うため、プロンプトも分ける必要がある。
キャプション用プロンプト
Instagramのフィード投稿用キャプションを作ってください。
■テーマ: [ここにテーマを入れる]
■ターゲット: [例: 20代後半〜30代の女性マーケター]
■トーン: 親しみやすく、少しだけ専門的
■構成:
- 1行目: 目を引くフック(質問形式か意外な事実)
- 2〜4行目: 本題を簡潔に伝える
- 5行目: 行動を促す1文(保存、コメント、プロフへの誘導)
■文字数: 300〜500字
■ハッシュタグ: テーマに関連するものを5個、投稿末尾にまとめて配置
■禁止: 絵文字の多用(1〜2個まで)、長文の段落
カルーセル構成用プロンプト
Instagramカルーセル投稿の構成を作ってください。
■テーマ: [ここにテーマを入れる]
■ターゲット: [例: SNS運用を学びたい個人事業主]
■スライド数: 7枚
■構成:
- 1枚目: タイトルスライド(スワイプしたくなる問いかけ)
- 2〜6枚目: 各スライドに1つのポイント(見出し+補足1〜2文)
- 7枚目: まとめ+CTA(「保存して見返してね」など)
■各スライドの文字数: 見出し15字以内、補足40字以内
■トーン: 教育的だが堅すぎない
■禁止: 1スライドに情報を詰め込みすぎること
リール台本用プロンプト
Instagramリール(30秒)の台本を作ってください。
■テーマ: [ここにテーマを入れる]
■ターゲット: [例: 副業に興味のある会社員]
■構成:
- 0〜3秒: フック(視聴者が離脱しない一言)
- 3〜20秒: 本題(3つのポイントを端的に)
- 20〜30秒: CTA(フォロー、コメント、保存の促し)
■トーン: テンポよく、話し言葉で
■文字数: 台本全体で200字前後
■禁止: 書き言葉、専門用語の多用
Instagram運用をAIで効率化する方法では、キャプション作成以外にも投稿スケジュールやハッシュタグ選定をAIに任せる方法を解説している。
note向けプロンプト
noteは長文プラットフォームなので、ChatGPTには記事の「構成」を先に出させるのが効率的だ。いきなり全文を書かせると、構成が散漫になりやすい。
記事構成の指示プロンプト
noteに公開する記事の構成を作ってください。
■テーマ: [ここにテーマを入れる]
■ターゲット: [例: フリーランスに転身して1年目のデザイナー]
■記事の目的: [例: ターゲットが抱える集客の課題に対して、
SNS活用の具体的な手順を示す]
■トーン: 実体験ベースの語り口。ですます調
■構成要件:
- タイトル案を3つ提示
- リード文(200字)
- 見出し(H2)を5〜7つ。各見出しに2〜3行の概要
- まとめの方向性
■文字数の目安: 完成記事で3,000〜4,000字になる構成
■禁止: 「はじめに」「おわりに」という見出し、
抽象的な見出し(「大切なこと」「ポイント」など)
構成が決まったら、見出しごとに「この見出しの内容を400字で書いて」と指示すると品質が安定する。一度に全文を書かせるよりも、セクション単位で進めるほうが文脈のブレが少ない。note記事をAIで自動生成する方法では、プロンプトなしでYouTube動画からnote記事を作る手順も紹介している。
TikTok台本向けプロンプト
TikTokの台本は「最初の2秒」がすべてだ。ここで離脱されると残りの内容は届かない。
60秒動画の台本プロンプト
TikTok向けの60秒動画台本を作ってください。
■テーマ: [ここにテーマを入れる]
■ターゲット: [例: Z世代の就活生]
■構成:
- 0〜2秒: フック(「知らないと損する」「これ、やってない人多い」
のような断言で始める)
- 2〜10秒: 問題の提示(ターゲットが「あるある」と思う状況)
- 10〜45秒: 解決策を3つ、テンポよく紹介
- 45〜60秒: まとめ+CTA(「フォローしておくと次も届く」など)
■トーン: 話し言葉、テンポ重視。1文は15字以内を目安に
■文字数: 台本全体で300字前後
■テロップ指示: 各セクションで画面に出すテキストも別途記載
■禁止: 敬語の多用、長い前置き、「それでは」などの接続詞
台本作成に加えて、SNS投稿をAIで自動生成するツール5選では台本から投稿テキストまで一括で生成できるツールを比較している。TikTok台本をAIで自動生成する方法でも、URLを貼るだけで台本を作る手順を解説している。
ChatGPTで「AI臭い」投稿にならないためのコツ5つ
プロンプトを工夫しても、ChatGPTの出力をそのまま投稿すると「AIっぽさ」が残ることがある。以下の5つを意識すると、読者に違和感を持たれにくくなる。
1つ目。語尾のバリエーションを指定する。ChatGPTは「〜です。〜です。〜です。」と同じ語尾を繰り返しがちだ。プロンプトに「同じ語尾を3回以上続けないこと」と明記するだけで改善される。
2つ目。禁止ワードを設定する。「さまざまな」「非常に」「〜することができます」「〜と言えるでしょう」はAI特有の表現だ。プロンプトの末尾に禁止リストを入れておく。
3つ目。固有名詞や数字を自分で足す。ChatGPTは具体的な数字やブランド名を避ける傾向がある。出力された文章に「42%」「3ヶ月で」などの実データを手動で追加するだけで、情報の信頼感が上がる。
4つ目。1回で完成させようとしない。最初の出力を叩き台として「もっとカジュアルに」「冒頭をもっと短く」と2〜3回やり取りする。ChatGPTは対話を重ねるほど指示に寄った文章を出してくる。
5つ目。自分の言葉を混ぜる。全文をAIに任せるのではなく、冒頭の1文や締めの1文だけ自分で書く。自分の体験や意見が1箇所入るだけで、文章全体の印象が変わる。
PostSeedを使えば、1本のURLからX投稿・Instagram・note記事を自動生成できます。
無料で試してみる →ChatGPTの限界 — プロンプトを書く手間を省く方法
ここまで紹介したプロンプトを使えば、ChatGPTで各SNS向けの投稿を作ることはできる。ただし、毎回プロンプトを準備して、出力を確認して、媒体ごとに調整する作業は残る。
1つの記事からX、Instagram、note、TikTokの4媒体分を作る場合、プロンプトの入力だけで15〜20分はかかる。週2本の記事を出しているなら、月に2〜3時間がプロンプト入力に消える計算だ。
ChatGPTの本質的な限界は「毎回、人間が適切なプロンプトを書かなければならない」という点にある。プロンプトの質が低ければ出力も低い。プロンプトを書くスキル自体が求められる。
PostSeedはこの問題を別の方法で解決している。ブログ記事やYouTube動画のURLを貼るだけで、X投稿5本、Instagramカルーセル、note記事、TikTok台本、スレッド、ニュースレターの6種類を一括生成する。プロンプトは不要で、媒体ごとの最適化も自動で行われる。
AI SNS投稿自動生成ツールの選び方で詳しく比較しているが、「ChatGPTでプロンプトを書く時間すら削りたい」という人には、リパーパス型ツールのほうが合っている。
よくある質問
Q. ChatGPTの無料版でもSNS投稿は作れますか?
作れる。GPT-3.5でも基本的なプロンプトは動作する。ただしGPT-4と比べると、日本語の自然さやニュアンスの理解が劣る場面がある。無料版で試してみて、品質に不満があれば有料版を検討する流れで問題ない。
Q. プロンプトはそのままコピーして使えますか?
使える。本記事のプロンプトは「■テーマ」「■ターゲット」の部分を自分の内容に差し替えるだけで動くように設計している。出力が期待と違った場合は、トーンや文字数の指定を微調整してみてほしい。
Q. ChatGPTで作った投稿をそのまま公開してよいですか?
そのまま公開すること自体に問題はないが、推奨はしない。数字の正確さ、固有名詞の誤り、トーンの違和感がないか、目視で確認してから投稿するのがよい。AI出力を100%信頼せず、最終チェックは人間が行う。
Q. X以外のSNSにも同じプロンプトを使い回せますか?
使い回すと品質が落ちる。Xは140字の制約、Instagramはビジュアル前提のキャプション、noteは長文の構成力が求められる。媒体ごとにプロンプトを変えるか、PostSeedのように媒体別に自動最適化してくれるツールを使うほうが効率的だ。
あわせて読みたい
- ChatGPT・Claude・GeminiでSNS投稿を作成する方法を比較 — 3大AIの出力品質・料金を比較
- ブログ記事をAIでX投稿に変換する方法
- AI SNS投稿自動生成ツールの選び方
- SNS投稿をAIで自動生成するツール5選
- X(旧Twitter)の投稿を自動化する方法
- SNS投稿の書き方ガイド — 反応が取れる文章テクニックとテンプレート
- AIコピーライティングでSNS投稿を効率化する方法 — プロンプト不要のAI活用術
まとめ
ChatGPTでSNS投稿を作るには、ペルソナ、トーン、文字数の3つをプロンプトに含めることが前提になる。媒体ごとにフォーマットが異なるため、X、Instagram、note、TikTokそれぞれ専用のプロンプトを用意するのが現実的だ。
AI臭さを消すには、語尾のバリエーション指定、禁止ワードの設定、固有名詞や数字の手動追加が効く。出力をそのまま使うのではなく、2〜3回の対話で磨き上げるのがコツだ。
一方、毎回プロンプトを書く手間がネックになるなら、URLを入力するだけで複数媒体の投稿を一括生成できるツールも選択肢に入る。自分の運用頻度と投稿媒体数に合わせて、手段を選んでほしい。
プロンプトを書く時間すら惜しいなら、PostSeedがおすすめ。URLを貼るだけで6種類のSNS投稿を自動生成。プロンプト不要。
PostSeedを無料で試す →